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気象庁Webサイトへの広告掲載について東京16区大西英男代議士に意見送付した結果

気象庁Webサイトに広告を掲載するという話題([ B! ]気象庁ホームページに民間広告掲載へ 背景に厳しい財政状況 | NHKニュース)を覚えているだろうか。
私はこの件に大いに反対で、何かできることはないかと考えた結果、ダメ元で地元代議士に意見送付してみることにした。

私は東京16区在住なので、自民党大西英男代議士のサイトの意見フォームから、リアルネーム&連絡先を記載し、以下のような内容を送ってみた。

気象庁のWebサイトで、「気象庁ホームページへのウェブ広告掲載について」
というリリースが出ています
(http://www.jma.go.jp/jma/press/2007/06b/20200706_kokoku.pdf)。

気象庁Webサイトは、被災などの緊急時に、貧弱な回線・端末で閲覧する可能性も大いにあるサイトです。
僅かばかりの広告費のために、重い広告コンテンツを掲載していいサイトではないと考えます。

昨年、台風で江戸川区が水没するかもというときがありました。
このとき、広告ダウンロードが遅くて気象庁サイトの閲覧に困難が生じていたらどうだったでしょうか。
気象庁、国土交通省、あるいは財務省に掛け合い、この方針を撤回させてください。

よろしくお願いします。

数日経って、以下のようなメールが送られてきた。

私の名前の部分を「〇〇」に変えた以外は原文ママ。亀本さんという政策秘書の方のフッタがあり、事務所連絡先等が記載されていたが、ブログにそのまま載せるのは躊躇われたので省いた(このやりとりの後に、メールをブログに転載していいか確認し、そのまま載せて構わないと許可は得ている)。

〇〇〇〇さま

このたびは、メールをいただきありがとうございます。
お返事が遅くなり申し訳ありません。

7月6日にプレスリリースされました、気象庁ホームページでの広告枠について、
広告を掲載することで、気象庁ホームページが重くなり、緊急時に困難が生じるので
はないか、
というご意見をいただき、この方針の撤回を求めるご要望をいただきました。

気象庁に確認しましたところ、
この広告については、気象庁の発信する情報の、
①閲覧性 ②速報性が損なわれない形で行われるものとするよう運用方針が定めら
れ、
この運用方針に沿った契約が、広告運用会社となされているとのことです。
例えば、動画のような容量の大きい広告などはNGとなるようで、
仮にこのような広告がなされた場合には、気象庁側からすぐに差し止めが求められ
る、とのことです。

一方で、どのような形であるにしても、広告が掲示されるということは、HPの閲覧に
負荷が加わるのではないか、
という疑問を当方からも致しましたが、これに対しての気象庁の回答は、
「従来においても、気象情報に関連する情報などのリンクなどを掲示しているスペー
スを活用する方針で、従来と負荷は変わらない」とのことでした。

ただ、根本的な問題として、気象庁のホームページという緊急時に迅速性が求められ
る公共性の高い場で、
そこまで無理をして広告料収入を得る必要があるのか、という課題については、大西
も問題意識を持っており、
広告料収入相当分の予算を拡充すべく、国土交通省のみならず財務省にも意見を言っ
ていく方針です。

このたびは、貴重なご指摘をいただき、ありがとうございました。

当方といたしましても、引き続き気象庁のホームページの運用について注視してまい
りますが、
〇〇様におかれましても、何かお気づきの点やご疑問がありましたら、ご意見を賜れ
れば幸いです。

ご意見をいただく際には、ホームページからでも構いませんし、
このメールアドレスへの返信でも大丈夫です。

今後とも、大西英男の活動にご理解とご支援を賜れれば幸いです。

ここまで丁寧な反応・対応をしてもらえるとは思ってもいなかった。

結果的には、今回はストレートに希望(広告掲載方針の撤回)がかなうところまではいかなかったが、立法府からこういった問い合わせが多数あれば、広告容量などに配慮しなければという意識を強く担当部署に持ってもらえるのではないだろうか。今後は、もう少し積極的に政治家への意見送付をしてみようと思う。

東京16区は野党陣営では国民民主党の水野素子さんが候補になるんじゃないかという情勢だ。もし次の総選挙で水野さんも当選するようなら、水野さんにも依頼するだろう。水野さんはこの話題はドストライクだと思うし(大西代議士が専門家じゃないというつもりはないが)。